tanakayasunori’s diary

日々の気づきを深掘っています

重厚な調理器具を手放した先に手軽で気軽な調理体験があった

普段二人分しか作らないのに、26cmのフライパンや6Lの鍋、一度に6人分作れるホットクック、釜だけで5kgぐらいありそうな5号炊きの炊飯器などの調理家電を買っていませんか?そして、普段使っていますか?これらは最初の1ヶ月は楽しくて最低週7回は使うけど、半年後には出番は月1回といったところでしょうか。そして、一年後には棚の奥にしまいこまれて1万年後に古代の調理器具として発掘されるか、メルカリを経由して誰かの手に渡っているかもしれません。では、なぜ大きな調理器具を使い続けるのが難しいのでしょうか?

 

私は上記の調理器具を全て使ってみて、今は16センチの片手鍋2つと20センチのフライパン、2.5リットルの圧力鍋があれば、大体のことができることがわかりました。大は小を兼ねませんでした。なぜこう思うのか。それは私たちには1日に使える気力量があって、大きくて重い調理器具は調理のための気力を大きく使ってしまうからだと思います。気力量とはやる気ともいえます。気力量がゼロになるとは、何もやる気がなくなってしまう疲れた状態ですね。気力量は1日の中で仕事や家事、趣味に消費されていきます。例えば仕事で気力を使いすぎてしまうと調理にはあまり使えないかもしれません。

 

では、大きな調理器具は気力量にどのように影響しているのでしょうか?私の経験では大きな調理器具は棚から移動したり洗ったりするときに、気づきにくいですが大きな気力を使います。気力量は毎回限界まで全て使い切れるわけではなく、気力を使っていくと、さらに使うのが難しくなります。指数関数的に使うのが難しくなるイメージでしょうか。最後の気力を絞り出すのが難しい感じです。それは、脳がサバンナ時代から変わらずに、生き残るためにあまりエネルギーを消費するなと命令を出すためだと思います。私たちは気力量を減らしたくないので、「こんな面倒な事はしたくないな」となって、別の楽な代替手段に変わってしまうんですよね。それが例えば小さな鍋と蓋とかのシンプルな調理器具です。私はそうなりました。6人分作れるホットクックを使うより16cmで2.5Lぐらいの片手鍋で調理した方が、棚からサッと取り出せて小さくて軽くてパーツも少なく洗いやすいのです。私は毎日大体自炊していて、小さくて、軽い道具で二人分調理していますが、大きな調理道具を使っていた時と比べて、だいぶ気力の消費が少ないと感じています。

 

私は調理器具に対して大は小を兼ねないと思っています。必要以上に大きい調理器具は毎日使い続けることができません。新しい調理器具を買うときは、まずは小さくて、軽くて機能が少ないシンプルな物のからためす方が良いでしょう。